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ヘイフンテラスのシェフズテーブル 実食編

071112d9月1日のヘイフンテラス(起鳳臺)開店当日、マネージャ氏の「ヘイフンテラスのシェフズテーブルは嘉麟樓よりも安いんですよ」というのを聞いて、勢いで予約してしまったシェフズテーブル。
うきさん、Church Ladyさん、Hさん、Jさんと6人で行ってきました。
行く前は正直な話、料理代は1人約32000円だから「特別」って言ったってたかが知れてるし、日本の方が材料費や人件費が高いし、まして東京は設備費が高いし、ほんの座興のつもりでほとんど期待していなかったんです。

で、結論から言えば、

嘉麟樓よりずっといいってどういうことよ!?

マネージャ氏曰く、今回は未発表を含む特別メニューを組んでくださったとのこと。
嘉麟樓のシェフズテーブル(Chef's Table)で、ひたすら食い意地が張っていて香港リピーターで広東料理が大好きな客、という印象を与えてしまったからでしょうか?
「嘉麟樓でも特別メニュー組んでくれてもよかったじゃん!」とツッコミを入れようと思いましたが、やめときました。
Hamに「アンタいったいどんなプレッシャーかけたの?」と言われましたが、私はただ「平凡でなくて奇抜でもなくて、嘉麟樓も含めていままで食べたことがないような驚きが感じられるもの」って言っただけです。

071112cヘイフンテラスのシェフズテーブルは、食事をする部屋が独立しているので嘉麟樓のように直接的なライブ感は味わえませんが、部屋の壁に窓があるので調理場で立ち働くスタッフの動きを見ることができて、それはそれで面白い。
今回料理を担当してくださったのは料理長の譚シェフ。
譚シェフは嘉麟樓の立ち上げ時期にあたる1986年から1989年まで嘉麟樓に在籍され、その後、聘珍樓へ移籍し(その後の経歴については伺いませんでしたが)ヘイフンテラスの立ち上げで単身来日されたとのことです。
ガラス越しに見ていたら、最初から最後まで料理を作ってくださっているのが見えたし、食事の始まりはもちろん、食事が終わった後も挨拶に来てくださって、「そうそう、シェフズテーブルはこうでなくちゃ」と思ったのでした。
我が家はシェフズテーブルを3回経験しましたが、1回目(港灣壹號)は料理長が不在、2回目(港灣壹號)は料理長が現れず、3回目(嘉麟樓)は料理長が途中交代と、最初から最後まで料理長が付きっきりで担当してくださることがなかったんです。
そういう意味でも今回はちょっと特別な気分にさせてもらいました。

071112a譚シェフの料理はどれも素晴らしく、ここが東京であることをすっかり忘れていました。
中でも感動したのがフカヒレをハタの切り身で巻いて蒸したものに上海蟹の蟹みそをかけた料理。
マネージャ氏がアイデアとして温めていたそうですが、満を持して私たちを実験台(!?)にしてみたとか。
上海蟹と言えばとかく上海料理の方が幅をきかせているように思えますが、これはフカヒレとハタという広東料理の高級食材を使って広東料理の「大菜」らしく華やかに仕上げてありました。
いままで出会えそうで出会えなかった美味との遭遇でした。

071112b見た目で印象的だったのが、コッテリと甘辛く煮込んだ豚肉を薄く切って四角錘の形に整えた豚肉の料理。
これを切って干したタケノコの甘辛煮と一緒に蒸しパンに挟んでいただきます。
蒸しパンに挟んだ中身のおいしさもさることながら、蒸しパンが柔らかく熱々に蒸してあって、ちょっとでも冷めたら代わりに新しいものを持ってくるところがすごい。
細かいところに手を抜かないところがさすがです。

この日のメニューは前菜からデザートまでの8品。
もともと大喰らいの我が家ですが、どの料理もおいしくて文句のつけようがありませんでした。
というわけで、味とか雰囲気とかサービスとか値段とか、全部ひっくるめてシェフズテーブルはヘイフンテラスが一番。
広東料理なら何事も香港の方が上と思いきや、ハンデを負っているからこそ頑張ってる姿がそこかしこから窺い知れてしまう。
そうなるとついつい評価が甘くなってしまっていけないとは思うのですが、それにしてもやっぱりおいしいものはおいしい。
おいしい食事と楽しいお喋りを堪能できて、わざわざ名古屋から出かけて行った甲斐がありました。

ヘイフンテラスのシェフズテーブル、とても気に入りました。
是非またやりたいと思います。
次回は季節を変えて今回とはちがった食材で楽しませていただきたいですね。【Kei】
[注:今回の料理は全て特別メニューです。通常のシェフズテーブルでの対応についてはレストランへお問い合わせください]

ペニンシュラ東京:http://tokyo.jp.peninsula.com/

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コメント

Ham&Keiさん、こんばんは~。
圧力はともかくとして・・・(笑)、
この豚肉料理食べてみたいですぅ~。
大阪にもこんなお店できないかな~?

投稿: ひろ | 2007/11/12 22:17

Keiさん   こんばんは。
拍手!!!(喝采) スバラシイ!ねぇ。だだ画像を見ているだけでも
臨場感ビシバシです。あぁ! このようなめくるめく食卓の末席でよいから・・・いつの日かご相伴させて戴きたい・・・・。
お・い・し・そ〜(吠えました)

投稿: みんみん | 2007/11/12 23:19

こんばんは。先日は、楽しくて美味しい時間をありがとうございました。
お食事もさることながら、サービスも素晴らしかったですね。私も冷めた蒸しパンはどーするのかしらと心配していましたが、新しいのをさり気なく持ってきていて、流石!と感心していました。お皿もきちんと温められていたし。
お化粧室にたった時も途中すれ違うスタッフの方は、笑顔で会釈してくださり、ちゃんと教育が行き届いているのが分かりました。
夜は、照明を落としたキャンドルがちょっとロマンチックで、昼間とはまた違った雰囲気が素敵でした。

投稿: Church Lady | 2007/11/12 23:33

先日、東京に行った時は何度もペニンシュラの前を通っていたのですが、ごはん食べればよかったと後悔しております。ヘイチンロウや赤坂四川飯店にはいったのですが~。

投稿: kowloon001 | 2007/11/12 23:54

keiさん、こんばんは。語学力とさりげな圧力(笑)のお陰で
お値段以上のすんばらしぃテーブルでした〜。感謝、感謝でございます。
担当してくださったシェフやホテルの皆さん、とってもチャーミングでしたね^^
色んな意味でとても面白く楽しい時間になりました。
自力では絶対に無理どす。本当にありがとうございました。

投稿: うき | 2007/11/13 00:01

ひろさん
こんにちは。
豚肉の料理、ちょっと上海料理っぽい気がしませんか?
私は台湾の刈包を思い出しました(こっちの方がずっと上品ですが)。
大阪もいいですが、新幹線に乗って東京へgo!
その前にそろそろ香港じゃありませんでしたっけ?

投稿: Kei | 2007/11/13 12:09

みんみんさん
こんにちは。
今回はすごく心に残る食事でした。
経験値が上がっても心に残る食事ができるのは幸せなことだと
思っています。
もし機会がありましたら是非。

投稿: Kei | 2007/11/13 12:11

Church Ladyさん
こんにちは。
レストランに入って大勢のスタッフから挨拶された時、
フィレンツェのエノテカピンキオーリでの"Buona sera."の
20人攻撃を思い出しました。
確かに教育が行き届いてますね。
ヘイフンテラスの夜の雰囲気はすごく素敵でしたが、いかんせん
騒がしい私たちは雰囲気を壊す危険が…隔離されたのは正しかったですね!?
夜のオサレな雰囲気に圧倒された私はやっぱり昼がいいです~。

投稿: Kei | 2007/11/13 12:17

kowloonさん
こんにちは。
やっぱり話のタネにヘイフンテラスにはお出かけになってみてください。

投稿: Kei | 2007/11/13 12:19

うきさん
こんにちは。
一緒に清水の舞台から飛び降りてくださってありがとうございました。
楽しいひとときでした。
また是非おつきあいくださいまし。

投稿: Kei | 2007/11/13 12:20

Keiさん、遅レスですいません。
素晴らしいことは、中華料理でグランメゾンと呼べる場所が東京に出来たことだと思います。私見として、中華料理が、フレンチや和食に劣後することを挙げろと言われたら、空間、雰囲気、接遇まで満足させてくれるお店のないことを先ず言うよなぁと思っているので、ペニンシュラのダイニングとして、Ham&Keiのお二人にあそこまで手放しで賞賛させるお店なら、自信を持って、ミシュラン日本版に載るであろうフレンチや和食のお店にも伍すことができることでしょう。
シェフズキッチンは死ぬまでに一度くらいの高嶺の花ですが、ディナーは是非早速行ってみようと思います。
それにしても、ご紹介のハタの料理、これぞ中華の醍醐味ってなゴージャスを形で表した”The 大菜”ですね。この見た目からのゴージャスさは中華料理が断トツの魅力ですから。チマチマしたオシャレ・シノワでも、豪華食材を並べただけでもない、いやぁ、百文は一食に如かずでしょう、ああ早く行って見たい、ボーナスはよでろって

投稿: ひろすけ | 2007/11/15 22:59

ひろすけさん
こんにちは。
ヘイフンテラスも人によっては内装が安っぽいだの、料理の味があーだのこーだの
と言われていますから、誰にでもおすすめできるわけではなくて
我が家はすごく気に入っているということなのです。
ディナーについてもネガティブな感想を書かれている方をネット上で見かけますので、
軽く下見のつもりでランチにお出かけになることを個人的にはおすすめしたいです。

シェフズテーブルで「フカヒレ」の料理として登場したハタとフカヒレの料理、
これはおっしゃるとおり「The 大菜」という感じでした。
こんなにゴージャスでオーソドックスな料理は最近ごぶさただったので
本当に感激しました。
マネージャ氏がオーソドックス路線を好むので、料理にもそれが出た
という感じですね。
東京にはめったに行けませんが、今後も楽しみにしているレストランです。

投稿: Kei | 2007/11/16 12:35

こんにちわ。はじめまして。
このセッティングはおいしそうですね。
宴会をするときは参加したいくらいです(笑)

とりあえずランチへ行ってみようと思います。

投稿: | 2007/12/15 12:34

桜さん
はじめまして。
香港に行っていてお返事が遅れましてごめんなさい。

ヘイフンテラスは、東京の名だたる高級店を食べ歩かれた方には
あまりいい評価を受けていないようですが、
少なくとも我が家にとっては素晴らしい料理を出す素晴らしいレストランだと
思います。
ここはランチが個人的にはおすすめです。

投稿: Kei | 2007/12/17 12:16

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