ソウルに来て何に困ったと言って、デザート屋が少ないのには困りました。
ソウルと香港を比較してはならないのですが、選択肢の多い香港に慣れていると実に寂しい限り。
あえて挙げるとしたら、パッピンス(かき氷)は韓国を代表するデザートでしょう。
ミョンドン(明洞)界隈を適当に歩いていて、Keiがビルの2階を見上げて「ここだー!」と叫んだのは確かにハングルで「아이스베리」という文字。
文字を読もうとしていたずらに時間のかかるだけの私と比較して、気になる文字だけを図形として認識しているKeiでは、いざという時のスピードには格段の差があります。
私が路上から見上げて「ア・イ・ス・ベ・リ」と読み終わる頃には、Keiは2階にある店の入口に到達していました。
店のカウンターへ行ったものの、ハングルのみの表示に何と注文してよいかわからない文盲の私たち。
辛うじて部分的に読むことのできる文字を読み上げると、何と店員の若い女性は流暢ではないものの、英語で説明してくれたのでした。
これは昨日紹介したサンボンファログイでもそうですが、若い世代に英語を話すことのできる人が以前より増えたような気がします。
「日本の方が遅れているなぁ」と英語の苦手な自分のことは棚に上げて勝手なことを思っていた私です。
結局、注文したのはチェンバンピンス(ミックスかき氷)とノクチャピンス(緑茶かき氷)です。
Hさんも一緒にいたので「もう一つ!」と言ったら、くだんの店員さんから"Too much."と言われてやむなく断念。
ソフトクリームはバニラとヨーグルトのどちらかが選択できるようになっていて、ノクチャだけはバニラ(正確には抹茶ソフトクリーム)だけという組み合わせ。
しばらくして出てきたものを見て、"too much"の意味に納得。
ノクチャピンスは普通の大きさなのに、チェンバンピンスときたらその倍以上の大きさ。
チェンバンピンスの値段だけが他よりずっと高い理由がわかりました。
少なくとも言えることは、仮にあのサイズをおのおのが食べていたらハライタを起こすか凍死寸前になるかのどちらかだったでしょう。
ずっと以前、一緒にB仔涼粉を食べたのも、やはりHさんでした。
Hさんと一緒にいるとどうも挑戦が多くなるような気がします。
さて、パッピンスのかき氷とソフトクリーム以外の中身ですが、ノクチャピンスにはグリーンピースのような2種類の豆と餅。
チェンバンピンスには豆と餅に加えてイチゴ・バナナ・キウイ・パイナップルといった果物と寒天が入っていました。
見た目にはとてもきれいですが、それを崩して徹底的に混ぜるのが韓国式。
ぐちゃぐちゃにかきまぜていただきました。
見た目は悪いけどKeiが「ゲ○に似てる」と呟いたので叱っておきました確かにこの方がおいしい。
特にチェンバンピンスの方はいろいろな味が混ざって一口ごとに少しずつちがう味になるという微妙さが面白い。
しかし、超寒がりのKeiは「寒い~
」と早々に棄権。
ほとんどHさんと私で平らげてしまいました。
「やはり冬のパッピンスはダメか
」と思ったのですが、店内を見回すとそれなりに客が入っているというのがすごい。
ソウルの人たちは「寒いのは平気」と言わんばかりにパッピンスを楽しんでいるようでした。【Ham】
café drabins(iceberry):中区明洞2街50-20