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機内食工場の見学@CX

Cathay Pacific Catering Services(CPCS)はキャセイパシフィック航空だけでなく、30社以上の航空会社へも機内食を供給している会社です。
今回の「オトナの社会科見学in香港」の一つめの目玉ともいうべき場所です。

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入口に入るといきなりエスカレータで上がります。

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上がりきったところには、

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という看板がありました。
ケチをつけるつもりはありませんが、少しこじつけっぽいですね。

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こちらはCPCSの建物の模型。
G/Fで戻ってきた機内食のゴミ処理、食器の洗浄を行うと食器は事務所のある1/Fを通り越して2/Fの厨房へ行くという仕組み。
材料も同様にG/Fから2/Fへ運ばれ、出来上がった機内食はカートに組み込まれた状態でG/Fへ降ろされて空港へと運ばれます。
2/Fではいくつものプロックに分かれて機内食を部分ごとに作っています。

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まず見学の前に白衣・マスク・キャップ。
さらにキャップの上からフードと完全防備です。
まるでLSIを作っている半導体工場のクリーンルームへ入るみたいです。

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通路には「小心地滑」のマークがところどころにありました。
このデザインはCPCSのオリジナルなのでしょうか?
少なくとも香港の街中で見たことはありません。

機内食を作っているエリアに立ち入る前には儀式が要求されています。

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最初の儀式は衣服についた埃や頭髪を粘着テープのついたローラーで取り除くということです。
鏡を見ながら丁寧に行ったあと、ローラを壁のフックに戻すのですが、このフックは回転式になっていて、1から5の数字がふられていて、それぞれにフックがついています。
一度使ったら次には一つ大きい数字のところのフックにひっかけていき、それが5になったら次にはローラーの粘着剤を1枚剥がして新しくするという仕組みです。

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なかなかよく考えていますね。

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次には手を洗うという儀式です。

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実に細かな洗い方の指示がされているのには感心。
もちろん水で石鹸を流して手を拭いた後はアルコールで消毒です。

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やっと、機内食を作っているエリアに入ることができました。

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まずは下ごしらえなどを行なっているところです。
切っているのはスイカです。
恐ろしく高速な包丁さばきでスイカが切られていました。

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少し離れたところでは仏掌果を切っていました。
普通のレストランでは考えられないくらいの量ですね。

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パンはこのCPCS内で焼いているそうです。
あまりおいしくないと思う機内食のパンですが、焼きたてならおいしいかもしれません。
今から思うと、無理に頼み込んででも1個食べさせてもらうべきでしたね、残念。

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何を作っているのはわかりませんが、いくつもの大きな鍋を使っていました。

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こちらも大鍋です。
手前の電子レンジが三段重ねになっているようなのは炊飯器。
ただし、ジャポニカ米ではなくインディカ米なので炊くのではなく蒸しているとのことです。

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こちらはサンドイッチの製作です。

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そして、ビジネスクラス用と思われるステーキ。
これだけ揃うと壮観ですね。
あとはトマトを添えて蓋をしたら完成です。

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CPCSでは機内食を完成させる場所に棚があって、その中にはギッシリとタグが並べてありました。
どの便に乗せる機内食であるのかを、このタグを添えて識別しているとのことでした。

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最後にここで作ったお菓子とコーヒーをごちそうになりました。

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こちらは、案内をしていただいた森シェフとシンガポール人の彭シェフ。
背景にあるように、CPCSは今年で45周年とのことでした。

森シェフは1981年に香港へ来て、CPCSには19年勤めておられるとのこと。
もちろん流暢な広東語でお仕事をされていました。
森シェフによると食材のほとんどは輸入品で、和食に至っては70%を日本から輸入しているとのこと。
機内食に適さないものとしては揚げ物。
機内食としては、気圧が下がると味覚が少し鈍くなることを計算して少し濃い目の味付けをしているとか、機内が乾燥しているので、主菜にはソースをかけることが多いとか、言われてみれば「なるほど!」と思うようなことに気を配っているという説明には興味深いものがありました。

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CPCSには香港へ行くたびに、これからもお世話になることになります。

今回の見学で、食中毒などの事故を起こしたら大変なことになる機内食だけあって、衛生面では本当に気を遣っているというのがよくわかりました。
こういった目に見えない努力を知ることができたというのは、大変勉強になりました。

最後に、森シェフと彭シェフ、そしてお世話になったCPCSの皆さんに感謝の意を表するとともに、皆さんがこれからも工夫していただいて、少しでもおいしい機内食を提供するために頑張っていただけることを期待しています。

Continuous Perspiration Conducts Success!で行こう。【Ham】

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コメント

興味深いですね。沢山作ると大概にして味はおちますが、まあ納得できますね、何となくですが。僕はスイカが大好きなのですが、あのようにダイナミックに捌かれるのを見るとちょっと食欲が失せますね。いくら消毒していると分かっていても。

投稿: 住職 | 2012年11月17日 17時56分

住職さん
こんばんは。
正直なところ、「あまり贅沢を言ってはいけないなぁ」というのが実感です。
作っているところは、あまり見ない方が幸せかも…。

投稿: Ham | 2012年11月18日 23時04分

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