「食」メモNo.34 原汁原味

170324a紹華小廚で煲仔飯を食べてしばらくしたら小腹が空いてきた。
ふと思いついて原汁原味へ。
ここの階上にあるホテルに泊まった時からずっと気になってたので。
改めてメニューを見ると、価格帯は幾分高めという印象。

注文したのは、
✣足料老火湯
✣生者時蔬
✣海味什菜粉絲煲
✣紅飯
小腹を埋めるためとはいえ、野菜ばっかり。
店員さんは「もっと食べろー」攻撃をしかけてくるが、「2回目の夕食だからそんなに食べられん」と言ったらドン引きされた。

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大好きな例湯(日替わりスープ)。
具は最もオーソドックスな人参と大根と豚肉。

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ちょっとクセのある香りがクセになる。
この料理は芥蘭(カイラン)よりも生菜(レタス)の方が好み。

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テーブルの上に置かれたら今度は我が家がドン引き。
どんだけ多いんじゃー!
でも完食。

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白飯ではなくて、紅飯。
赤米が入ってて、こういうのは初めて見た。

会計はHK$314(チップ別)。
おすすめ料理を食べてないので何とも言えないけれど、「原汁原味」はいいとして、もう少し主義主張の感じられる味だったらいいかも?
それと二人だと、どうしても割高。
ほとぼりが覚めた頃に人数を揃えて行ってみるかね。【Kei】

原汁原味:香港灣仔灣仔道141號

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「食」メモNo.33 周記點心茶餐廳

西多(フレンチトースト)が有名だけど、点心もある茶餐廳。
こぎれいで入りやすい。
注文したのは、
✣奶黄流沙西多士
✣鴛鴦燒賣(黒松露&蟹籽)
✣懷舊珍珠雞
✣熱奶茶

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奶黄流沙西多士はナイフを入れると中からカスタードが溢れ出るというもの。
ここ数年「流沙」が流行ってるけれど、フレンチトーストにも及んでいるらしい。
油っぽさもほどほどで、まぁおいしい。

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点心はフツー。
でも西多と点心と両方やっててこの水準なら及第では?
メニューには一応「手工自家製作」って書いてあるし。

ちょっと変わった朝食を食べたい時にいいかもしれない。
MTRも延長して行きやすくなったことだし。【Kei】

周記點心茶餐廳:香港西環西營盤水街東利大廈地下

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「食」メモNo.32 甘牌燒鵝

170313a『米芝蓮指南(ミシュランガイド)』で2015年から連続で一つ星を獲得。
本家(?)の鏞記酒家よりもこちらの方が有名になっちゃった気がする。
敷居の高いレストランよりこっちの方がはるかにハードルが低いし、行く人が増えてSNSにアップする人が増えればそれだけ人気も上がろうというもの。

で、行ってみたら、昼時を外したにもかかわらず20分待ちとは人気あるね~。
店の中は席の間隔が狭くて、隣の人と肩がぶつかりそうになりながら食べるという、カジュアルな店によくあるタイプ。
メニューは英語併記だし店員さんは英語が通じるし、注文には苦労しない。
我が家が注文したのは、
✣燒鵝雙拼飯
✣甘牌燒鵝髀瀨粉

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燒鵝(ガチョウのロースト)と燒腩(皮つき豚のロースト)のせご飯。
鏞記のと並べて食べ比べたらちがいがわかるかもしれないけれど、バカ舌の我が家はフツーにおいしいと思う。

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燒鵝髀(ガチョウのモモ肉ロースト)のせライスヌードル。
瀨粉は米粉の極太麺という感じ。
ツルツル滑って食べにくいことこの上ないけど「燒鵝には瀨粉」というのが半ばお約束みたいなので瀨粉で。
スープも含めて全てがフツーにおいしかった。やっぱりバカ舌。

両方でHK$146。
日本円にして2000円ちょっとで『米芝蓮指南』で星を獲得したお店で食べられるというのは確かに魅力的ではあるなぁ。【Kei】

甘牌燒鵝:香港灣仔軒尼詩道226號寶華商業中心地鋪

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「食」メモNo.31 McDonald's Next

170308eマクドナルド(McDonald's)に新形態の"McDonald's Next"という店ができたと知って行ってみた。
旗艦店が金鐘のマクドナルドらしい。
もちろん、どこのマクドナルドにもある通常のメニューもあるらしいが、売り物は自分でハンバーガーやサラダをカスタマイズする"Create Your Taste"というもの(11時から23時まで)。
大妹家族がアメリカに駐在していたおかげでアメリカの食べ物に抵抗がなくなったどころか、かなり好きになっちゃった我が家、しかもこの形態はアジアでは香港が最初とか。

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まずはタッチスクリーンで流れに沿ってカスタマイズ。
選ぶだけなので簡単だし、横で店員さんが丁寧に説明してくれる。

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注文したものはこちらで作ってくれる。

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完成品は店員さんがテーブルに運んでくれる。
アンガスビーフ100%のパテはなかなか。

レストランのグルメバーガーには及ばないが、ファストフードの感覚でちょっとおいしいハンバーガーを食べたい時にちょうどいい。【Kei】

Create Your Taste:http://campaign.mcdonalds.com.hk/en/

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ブログ開設11周年と今後のブログ

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ブログを始めて今日で11周年。
始めた頃はそこそこ気負いがあったものだが、11年の間に我が家の心情も我が家を取り巻く環境も変化して、今や気負いは全くなくなってしまった。

我が家にとってブログを書くことは、静かな住宅街に住む人のガーデニングに似ていると思う。
まずは自分が楽しむため。
ついでに時折家の前を通る人がちらっと見て楽しんでくれれば、それでいい。

速報性も実用性も一切考えず、これからも我が家の記録のためにぼちぼち書いていこうと思う。

追記。
Good FridayにKeiのパソコンが突然意識不明になり、イースターに復活することもなく昇天あそばした。
4月に入るとUSBメモリーが急死し、ブログ用に加工しておいた写真数十枚が台無しに。
何となく意欲をそがれて更新頻度はさらに落ちそうな予感。【Ham&Kei】

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某月某日のメニューNo.15 友人の誕生日

香港到着日が香港人の友人の誕生日だったので、「お祝いしてあげるよ」と夕食の約束をとりつけ、友人夫婦とJさんと我が家の5人で夕食。
場所は友人夫婦の家から程近い紅磡の彩福皇宴。
見たことも聞いたこともないレストランだけど、彼の味覚に全幅の信頼を寄せているので、きっとおいしいにちがいない。
注文は友人に全ておまかせで。
✣脆皮燒鵝(ガチョウのロースト)
✣菜遠北菰紅燒豆腐(青野菜とシイタケと豆腐の醤油煮込み)
✣蒜茸蒸中蝦加粉絲(中エビのニンニク蒸し春雨添え)
✣清蒸老虎斑(ハタの姿蒸し)-1斤2兩
✣客家燜豬肉(豚肉の煮込み)
✣薑汁紹酒炒芥蘭(カイランの生姜風味炒め)
✣白飯(ご飯)-3つ
✣嘉士伯啤酒(カールスバーグ)-大瓶2本
デザートの紅豆沙(小豆のお汁粉)と緑豆沙(緑豆のお汁粉)はサービス。

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160204g店は「地元の人相手の典型的な中級レストラン」という感じで、インテリアも全然凝ってないし、サービスも粗っぽい。
だけど、料理はどれもおいしくて、太湖あたりと全く遜色ないどころか、もしかしたらそれ以上かと思うほど。
これでHK$1000ちょっとなのだからコストパフォーマンス抜群。
この友人曰く、「最近金山がやかましくて、こういうところの方がよくなってきたんだよね」…って四半世紀以上前に金山を教えてくれた人が…あ~あ、年とったねぇ。

160204h二次会は歩いて唯港薈(Hotel Icon)にある天外天でシャンパンとデザートでしばしお喋り。
友人の選んだシャンパンの銘柄は、弦楽器を弾く人はニンマリしそうなもの。
各々が注文したデザートとは別に、友人の誕生日のお祝いで、定番の桃まんが登場。

例によってシャンパンの味はよく覚えていないというバカ舌っぷり。
デザートについてもプレゼンテーションがオシャレだったということ以外は忘却の彼方。
でもいいの、楽しいのが一番大事だから。

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久しぶりにこのメンバーで集まって楽しいひとときを過ごすことができた。写真はJさん撮影
大切なお誕生日を一緒に過ごさせてくれてありがとう。【Kei】

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「食」メモNo.30 蓮香居

150601a蓮香樓の姉妹店ができたので行ってみたいと思いつつも、地の利の悪さに躊躇して長い間行けずじまい。
ところが、宜必思香港中上環酒店(ibis Hong Kong Central and Sheung Wan Hotel)に泊まっていた時、蓮香居が隣のブロックにあることがわかりました。
ちょうど同じ時期に同じホテルに泊まっていたpeuさんみんみんさんのお部屋でお喋りしていた時に急遽「じゃあ4時間後にホテルの前で待ち合わせね~」と話がまとまりいったい何時に話がまとまったのか?願ってもいないチャンスが突然やってきました。

さすがは早茶(朝の飲茶)の有名店だけあって、開店は朝6時。
一番乗りかと思いきや、すでに来ているお客さんがいてビックリ。
愛されてるよ、蓮香居。

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店の雰囲気は蓮香樓と同じ。
新しい分、きれいなところがちがうぐらい。
あと決定的にちがったのは、たまたまだったのかもしれませんが、テーブルを担当してくれた店のおじさんが「超」がつくぐらい親切だったこと。
さしずめ「五星級服務」、こんな親切は久しく経験していないと言っていいほどでした。

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黙ってても洗杯をしてくれました。

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150601h點心(点心)はワゴン式。
適当に選びました。
朝早くてお客さんもまばらでしたが、いろいろな種類が回ってくるのが嬉しい。
蝦餃(エビギョウザ)は例のおじさんが「食べるか?」と持ってきてくれました。
ワタクシ的にここで食べるべきは、「大飽(大包)」という具だくさんの大きな肉まんと馬拉糕(蒸しカステラ)。
この二つは本当においしいと思います…が、お腹にたまるのでHamと二人だけではこれだけで終わってしまうのが口惜しい。

朝食第1弾ということで、6種類食べて会計へ。
これでHK$160、4人で行ったので1人HK$40とはビックリです。
下町の雰囲気を味わえるワゴン式の飲茶は旺角の某店も有名ですが、我が家としては味はこちらの方が上という印象。
地の利が悪かろうが、蓮香居は行く価値があると思いました。【Kei】

蓮香居:http://www.linheung.com.hk/

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「食」メモNo.29 卅二公館

150413a去年の8月にChurch Ladyさんと3人で卅二公館に行ってきました。
「卅二公館」というより"Mott 32"という英語の店名の方がしっくりくる感じ。
場所は、渣打銀行(Standard Chartered Bank)のビルの地下。
都爹利會館といい、唐人館といい、こちらといい、最近の中環は外国人に受けそうなオシャレな中国料理のレストランが立て続けにオープンしてますね。

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地下にあるレストランはかなり広い。
そしてインテリアもシックな色合いでまとまっててとても凝ってます。

注文したのは、
✣蝦餃皇(エビギョウザ)
✣小籠包(ショウロンポウ)
✣鶉蛋燒賣(ウズラ卵入りシュウマイ)
✣鱈魚餃(タラのギョウザ)
✣魚湯浸涼瓜(にがうりのスープ煮)
✣干炒牛河(牛肉入りライスヌードル)
✣魚湯四寶泡飯(スープご飯)
✣薑汁雪糕(生姜のアイスクリーム)
✣茘枝雪糕(ライチのアイスクリーム)
✣楊枝金露豆花(おぼろ豆腐入りザボンとマンゴーのデザートスープ)
✣椰絲薄餅(ココナツ入りパンケーキ)

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150413k普通なら點心(点心)を少しにアラカルトを何品か選ぶのに、バランスが悪い選択になってしまいました。
魅力的なアラカルトがパッと見て見当たらなかったということもあって、これがまず惜しい。
デザートも昼と夜とではちがっていて、昼は簡単な感じのデザートしか用意されていなかったのも再び惜しい。
極めつけは、どの料理も凡庸な感じで印象が薄いこと。その中でも唯一印象的だったのは魚湯四寶泡飯。
濃厚な魚のスープに具と揚げたお米を入れていただきました。
これは楽しくておいしかった。

会計はHK$1425(チップ別)。
3人で食べてこの内容でこの値段…。
雰囲気やインテリアといった目で見える部分は素敵なんですが、味やサービスといった目で見えない部分はいまひとつかなぁ?
…となると、中環のオサレ系中国料理のレストランってどれも似たり寄ったりで、我が家としてはどこも決め手に欠けるという結論になりました。

Mott 32:http://www.mott32.com/

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「食」メモNo.28 坤記煲仔小菜

実は12月の香港旅行の時にも出かけてみたのでしたが、夜10時を回った頃に着いたら"Close!"と冷たく言い放たれてスゴスゴ退散。
悔しいので再挑戦です。こういう時「リベンジ」とは言いません。そんな物騒な言葉、安易に口に出したらネイティブスピーカーにビックリされます。
夕方6時の開店時間に行けば確実にテーブルがあると読んだものの、ちょっと心配になったのでホテルのコンシェルジュに予約を入れてもらうことにしたら、あら大変!一番早い時間で9時半ですって!
いささか遅いと思いながら予約を入れてもらいましたが、太子から旺角にかけてをブラブラしたり尖東で夜景の写真を撮ったりしてたら、結局ちょうどいい時間になりました。

今回は予約してたので、店の外にちゃんとテーブルを用意してくれていました。
店の出入口から一番遠い席だったのですが、店の人は割合目配りがよくて注文もスムーズでした。
注文したのは、
✣粉絲雜菜煲(春雨と野菜の土鍋煮込み)
✣蒜茸蒸鮮魷(イカのニンニク蒸し)
✣窩蛋牛肉飯(卵と牛肉の土鍋炊き込みご飯)
ちなみにメニューは英語併記でした。

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まずは粉絲雜菜煲と蒜茸蒸鮮魷が同時に出てきて、その後10分ほどで煲仔飯が出てきました。
煲仔飯は出てくるまで随分待たされるものだと思っていたので、結構早い。
下町の食堂にありがちな濃い味付けを覚悟していたのですが、全体的に薄めの味で、いい意味で裏切られました。
狙ったわけではありませんが、煲仔飯を一通り食べた後の土鍋に雜菜煲のスープを入れて鍋肌に残ったお焦げを全部こそげることができたのは、我ながらいいアイデアでした。
二人だったのであまり注文できませんでしたが、満足な夕食になりました。

前回"Close!"と冷たく言い放ったおばさんも今回はやたらと親切で、「別人か!?」と思ったほど。
人数の都合で注文を諦めた料理も何品かあるので、次回はもっと人数を増やして行ければと思います。
その時はきっとMTRでも行けるようになっているはず。【Kei】

坤記煲菜小菜:香港西環皇后大道西263號和益大廈地下1號舖

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ブログ開設10周年

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「十年一昔」と言いますが、『香港美食探訪』を補うためにスタートしたブログですが、やがて本編の見直しをサボるようになったことでブログが中心となり、そのブログは香港以外の比率が大きくなったことで香港以外の記事を分家させて今日に至ります。

毎日更新とまではいかないものの、何とか細々と続けているのも、肩肘を張らずにブログ本来の姿である「日記のような記録」と割り切っているからでしょう。

情報発信にこだわらなくなったことで、無理な新店開拓もしなくなりましたし、容赦ない評価も少なくなりました。
相対的に食べ物以外の記事が増えたということもあります。

写真も10年前には、まだフィルムカメラによるものが中心で、デジカメは補助的に使っていただけです。
1回の旅行で10~20本ものフィルムを持参していたのですから、今から考えると隔世の感があります。
36枚撮りのフィルムが20本でも720枚です。
その程度なら、最近では1日ほどで撮ってしまう枚数です。
情報量では飛躍的に増大していますが、その分だけ丁寧に撮ろうという心構えが低下しているような気がして、少し反省しています。

余談ですが、今日は「10周年」ということで、10年前の5月にフィルムで撮った「シンフォニーオブライツ(幻彩詠香江/A Symphony of Lights)」の写真を選びました。
こんな景色も昔は苦労して撮っていたものでしたが、今となってはデジカメは当然のこと、スマホのカメラでさえ簡単に美しく撮れてしまうほど、この10年の技術の進歩を実感しています。

香港以外の場所への興味が増えてしまっているような状況で、この先に『香港美食探訪』がどのように変化していくのかは我が家でもわかりませんが、何度も書いているとおり、この先も細々と続けていきたいと思っています。【Ham】

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より以前の記事一覧